Archive for 12月, 2007

書評「脳男」 作・首藤瓜於

in book
by Ham | 12月 31st, 2007 

本屋に行ったら、「脳男2」というギンギンギラギラの本が平積みになっていた。気になったので、まず前作を読むことにした。

【以下、ネタバレあり】

いやおもしろい! めっさおもしろい!( ゚∀゚)彡 なんて言うんだろう、ストーリーが面白いとかキャラがいいとかそういうんでなく、ただただ「脳男」の設定とその設定を明かしていくくだりが最高に面白い! 最後へのカタルシスと謎解きうんぬんでなく、中盤の「脳男」の正体を明かしていくところに燃える本です。
心のない男。心を、「そういうもの」として「理解」するしかできない男。自分以外の人間はそのように反応するのかと、観察し、再現する。人間は感情があるから情報の取捨選択ができる。興味、関心、おもしろいという感情があるから行動動機が生まれ、何かを「したい」と思う。そして生きる。感情のない男は、自分が生きる意味がわからない。しかしそれは、決して科学的に感情を持たない脳男・鈴木一郎に関したことでなく、わりと多くの人にもある程度言えることなんじゃないだろうか。たとえば高校生の頃の自分。人を好きになるということなんて本当にはわかっていない。それでも、見た目が綺麗だったり自分に優しくしてくれる子に好意を持つ。「好き」なんて感情が本当にはわかっていないのに、ドラマや映画でみた恋人同士がするような行動を取るようになる。心からキスがしたいと思ってるわけではなく…、ほかの人もそういう行動をとるから、そういうふうに思ってそうするのが自然なことなんだろうと思って、キスをする。自分はそうしたいんだと、理屈や世間常識で考える。怒る、泣く、喜ぶ…、いろんな場面があるが、その半分くらいは「人はこういうときこうするものだ」という考えからそうしてるんじゃないか? 本気で泣いたこと…、なくはないが、記憶の大部分の「泣く」は、「そうするべくしてそうした」の「泣く」な気がする。たしかに感情は持つ。だがその感情の結構な部分は、映画やドラマや本から知ってトレースしてるもののような気もするのだ。言葉なんてもので感情を認識した瞬間に、それはもう何かの形式にはめている。経験や記憶からひっぱりだして、今の自分の状態を言葉で定義してる。すべてがそうというわけではないが…、大半の状態で、自分をそうやって無理矢理整理してる。感情はアナログ。理屈はデジタル。理屈で感情を定義できるわけはないのに。
「脳男」…、2では、その完全デジタルな脳から流動体たる感情を生み出すことができているのだろうか。夢を見るようになった脳男。目的ができたことで意識で情報を選別するようになり、無意識に情報が沈殿しだした脳男。2が気になっている。

脳男 (講談社文庫)

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ラーメン「らーめん金伝丸 おきやま」

in food
by Ham | 12月 31st, 2007 

深夜、腹減ったので行ってきた。センター街入ってすぐ、こないだ行った北海道ラーメンの「おくむら」の下。
「特丸」を注文。味は豚骨のベーシックな感じ。麺は細・太選べる。うーん、普通に美味しいといえば美味しいんだけど、なんというか無難の域を越さない感じ(´・ω・`) わからないが、作った人がイマイチなのかなぁという気がした。
美味しい店ってのは主に2通り。「システム」が美味しい店か「作った成果物」そのものにプライドを感じる店かだ。店を大きくしていくには、「システム」を徹底するしかない。最初に味を作り上げた人間が、その味を他の人でも再現できるように作り上げるのがシステムだ。ただ、システムには当然の弊害があって。実際に作る人間が、そのシステムの「魂」を学ぶことができなければ、味は偽物に堕するということだ。本当にちょっとした部分。たとえば麺をゆでる分数にしたって。季節が変わって気温が変わればゆでる時間は微妙に変わるだろう。タマゴ、豚肉、2つとしてまったく同じ形のものはない。
決してシステムのルールからは外れなくても。そのシステムを作った人間の「魂」を学べなければ、決してそれを再現することはできない。表面上をトレースしたって、それは似て非なるものだ。ただ似ているだけ。似非物。学ぶということは、「真似ぶ」こと。パクりは技術。人の技をパクるというのは、それは立派な能力だ。ただ、技をパクるというのは簡単なことじゃなく。表面上似た物を作っても、ある程度目なり舌なりが肥えた人間なら一瞬でわかる。ただのトレース。本物でない。人それぞれに、良しとするラインは違う。マニュアルがあって、そのとおりに作ったとしても、おそらく最初に作った人間からOKが出ないこともあるだろう。「マニュアル通りやったのに、何で?」それは、マニュアル通りにしかできてないからだ。表面上をトレースしただけ。システムの魂を捉えていない。根っこをつかんでいない。逆に、マニュアルからは多少外れても。それでも魂をきっちり捉えていれば、それは本物をコピーしたことになる。いや、その段階になればコピーでなく、その作成者による「本物」。その作成者は、システムの「魂」を学び、自分の血肉として取り込んだのだ。学ぶ、そして成長するとはそういうこと。表面上だけなぞっていたって、いつまでも二流。マニュアル通りにやることよりも、システムの魂を自分の中に取り込むこと。そのシステムの根っこはどこにあるのかを探ること。そうしたら、初めて自分の中に本物の経験が蓄積できる。それこそが「パクる」→「真似ぶ」→「学ぶ」、ということだ。
で、まあ金伝丸だけど、普通(;^ω^) 可もなく不可もなくです。2階のおくむら行った方がいいかも。
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おうちがなくなってしまいました。

in diary
by Ham | 12月 31st, 2007 

もうすぐ引っ越すので、いったん部屋を引き払って実家に戻ってきた。実家平和( ^ω^) もともと大して物置いてない部屋だし、そのまま友人が入ることになったので引越しもとっても楽。年末年始は実家でまったり過ごしてます。そんな都合で、2日ほどブログ空いちゃいました。けっこ忙しかった(`・ω・´) ちょっと昔書いてたブログがしっかりネット上にアーカイブされちゃってたので、昨晩読んでみた。おお、半年前の俺、偉い。なんかすっごく自己管理とかちゃんとしてるし行動力がやけにあふれてる。うーん、やっぱちょっと疲れてるのかな? 半年に一回くらい過去の自分見直して立て直しはかったほうがよさそう。なんか惰性になってるし、堕落してる。半年前の俺、えらく充実して元気っぽかったからふと思った。どうしちゃってるんだろ。それにしても、PC今部屋の地べただからキーボード打ちづらくて仕方ない。手首が疲れる。
28日、仕事を納めて忘年会。うん、今年中に終わらせたかった一本が結局終わらなかった。まあ、大掃除が思ったよりかかってたし急遽忘年会決定したから仕方ないってことで。年明けすぐ上げでも迷惑はかからない、はず( ;^ω^) 俺はB型っぽいのか。よくBかABと言われるが、Bは褒め言葉ではないと思う。要するになんかおかしいってことだろう。O型だが、自分でもとてもOなタイプではないとは思うが。なんだろ、言われたが、根暗でネチネチしたタイプだと。うん、当たり。作った物見りゃわかる人にはわかるみたいだ。
物を作るってのは、その人の人格が現れる。表面的な意味ではなく。たとえば、ギャグを作ってようがシリアスを作ってようが、その作った全体の雰囲気には、その人の根の性格が出る。おおらかなのか細かいのか、プライドが高いのか思いっきりがいいのか。マニュアルが存在しない世界だから、その人独自の「ルール」や「許せないこと」が如実に現れるのだ。俺だと、たとえば画面内の物の配置はピクセルが5の倍数でないとイラっとする。小数点なんてもってのほかだ。テロップは、同種のものは完全に同一の位置にないと納得いかない。SEは、決めた音は決めたように鳴らし、変える場合はあえてルールを破るでないと許せない。文字の間隔がおかしいとアウト。絶対詰める。その場合も、プロジェクトごとにルールができる。ベースラインがずれてるとかありえない。フォントを選ぶのは、すべてそうあるべくしてそうなる。それ以外のフォントにすると、「世界の感じ」がズレて、気色悪いのだ。逆に、そういったルールを言語化・マニュアル化できればもっと自分の仕事を分業できて、効率化できるのかもしれない。ルールを崩すのは、すべて「あえて」。それが、作品全体の統一された空気、さらに言えばそれのみの世界法則ができる。ずらしたら、その作品世界が崩壊するルール。本当にちょっとしたこと。たとえば、これは何かで読んだが、オバQは作品中でいろんな行動をとり、いろんな感情を持つが、「犬が怖い」という一点のみは絶対に崩れない。それが「オバケのQ太郎」という世界の法則。何を許して、何を許さないか。それを決めるのが作り屋だ。ルールを崩すならば、絶対にその理由が必要なのだ。
また長くなったが、ようするに俺は根暗ネチネチヲタタイプなわけだ。他人には許しても、自分では破っちゃいけないルールがある。そうじゃないと、自分が作る意味がなくなるというか。見る人が見りゃ、わかるという。にじみ出るもの。一回作り上げちゃったものに関してはあまり気にしなくなる方だ。どう使われようが、あまり気にしない。一度完成したらOK。もちろん評判は気になるのだが。
彼女がぶっ倒れてしまったので、忘年会を抜け出して見舞いに行く。えらい雨。足がぐしょぐしょに。それにしても、彼女は俺と正反対で細かいことを全然気にしない。「なんでそこが気にならない…」って思うことは多々あるが…(´・ω・`) 他人に押し付けることじゃないしなぁ。自分の「気になること」を他人に押し付けたら、それは他人を怒らせるだけだ。それは自分以外のルールを認めてないっていうか。なんかしちゃいけないことの気がする。看病してたつもりが気付いたら寝てて、29日の朝に家に帰って引越しの準備。弟が手伝いに来てくれたのだが、なぜか高いトンカツをおごらされる。つけ麺で済まそうと思ってたのに…(`・ω・´) まあ手伝ってくれたのでおk。
そんなわけで、3日まではお休みで実家にいます。4日仕事いってまた5、6休みか。4日は仕事行かんとナマりそう。
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デスクトップ。

in diary
by Ham | 12月 28th, 2007 

一つ大きな問題は片付いても、まだ問題は残ってる。ただまあ、これは手元で済ます問題なので特に悩んではいない。年末年始で一つは片付く。その後引越しまで済めば、ようやく再び平穏が手に入る…。今朝モーニングコールしてもらったのはいいが、その後結局二度寝。とても言えない(;^ω^)
会社と家のPCのフォントをメイリオに変えてみた。今Visual C# 2008 Express Editionをダウンロードするとなんかサービスでライセンス無問題のメイリオフォントがついてくる。メイリオは、vistaのデフォルトフォントとしてMSゴシックに変わって採用されたやつ。せっかくなので、入れてみた。この際だからプログラムを学ぶか。うん、読みやすい。ちょっと全角英数字に違和感があるかな? ここ最近、特に会社のPCは実用重視なのでデスクトップはからっぽにしてパフォーマンス重視のシンプル仕様にしているが。家のPCは基本趣味用なので、またデスクトップいじっていこうかと思う。とりあえず、壁紙を変えてrainmater入れてみた。
今こんな感じ。まあ、シンプルっすね。何を足すか。GoogleDesktopは、iGoogleとの連携などがもっと進めばいいんでしょうが…、現状、あまり気合入ってない感じなので却下。ちょいちょい引っ越すにあたり、また部屋作りと生活フローを作るのでそれに応じてPCの方も作っていきます。GoogleReader読み込めるガジェットとかできればいいと思うんだが。探せばあるかな? あとはかっちょいいiTunesのスキン。
会社で、クリスマスプレゼントとしてAfterEffectsのプラグイン「Trapcord Form」を導入させてもらった。これからいじり倒す。かなり遊べそうだ。CS3はそのうちレビューを書くが、PremiereCS3はやはりダメだ。次のプロジェクトからPro2に戻す。それ以外はいい感じなんだが…。
あまり関係ないが、これに挑戦したい。→「海軍式の肉じゃがを作ってみた」。いやすげー旨そう(`・ω・´) 腹減ってきた…。ラーメン食いに行って寝る。
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求める道具。

in diary
by Ham | 12月 27th, 2007 

朝会社に向かってたら、なぜか途中の道で不発弾が見つかったようでものものしかった。会社に着いたら、なぜかドデカミンをもらった。マカ&ガラナは夜用じゃないのか? YZ先生あざっす( ^ω^)
今日ようやく、しばらく胸につっかえてた問題が済んだ。ふー。いやきっちり話しさえして納得にいたれば機嫌が元に戻るんだから現金なもんだと思う。一番嫌なのは宙ぶらりん。中途半端。そして半端に扱われること。と、いうわけで上役ときっちり話してまいりました。非常に熱くビジョンを語ってくれた。それは、結構俺の中で腑に落ちた。待遇面は、強気で押し出したほど大きく変わるわけではないが。ここはもう少しだけ話さなくてはいけない。それよりも、考えをちゃんと聞けたことで非常に納得がいけた。しかし、やはり仕事や何かができる人や腹を据えてる人の話し方は違う。手を使う。視線がぶれない。発言に安定感がある。その場の口出任せならばそれなりにわかるが、そういうものでなく、深く考えた基盤やビジョンがあっての発言だと思える。今の会社、もともと自分と考え方が非常に近くて気に入っている場所だ。同じ方向を向いて進んでいけて、理想の協調関係を築いて成長し合えればいい。俺も、唐突に新しいステージを求めるかもしれない。だが、今は非常に会社の方向とシンクロしている。それは、話してて思った。そして自分のレベルが上がるのと同じかそれ以上のペースで今の会社も成長していくならば、それは最高だ。もちろん収入のことも考えるが、それよりも仕事自体のおもしろさや刺激度、それをやることの意味を考える。「器を利用し自分を伸ばす」。今まで、そうさせてもらってきた。これからも上手く協調していければいい。そして、伸びた自分をさらに受け入れてくれるように、器もどんどん大きくなっていってほしい。組織と人との理想の関係。どれほど築けるだろうか。あの局長の貪欲さなら、大丈夫だと思うが。お金だけで満足はしないだろう。簡単に「もうこれでいいじゃん」になられても困るわけで。金より欲しい物がある、ってやつ。その前にもちろん金を稼ぐことは必要だが。俺は、金儲けはたぶんあまり得意じゃない。甘いし。金儲けは得意な人に任せて、作ることに専念したい。ただ、凡百の駄具に成り下がるつもりはない。誰もが使いたがる、名刀に。
とにかく、一つ大きな問題が解消した。今年中に解消できてよかった。今年もあと5日か。
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書いてる人:Ham
映像作ったりweb作ったりして生活してる人です。レビューとかブックマークとかあっちこっちで書いてるので、このHamNoteは主に考えをまとめる用です。




ぶつぶつつぶやいてるとこ。ぐちったーとも言います。




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