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制限の制御権。

by Ham | 8月 9th, 2008 

ある日突然、あらゆる制限がとっぱらわれて自由になったって考えてみると。
…うーん、すんごい怖い。何やっていいいかさっぱりわからない。

時間の縛り。人間関係の縛り。金銭の縛り。倫理の縛り。物理の縛り。
それらがなくなったらなんて考えると、すんごい怖い。全知全能の神様は、あまりにも何していいかわかんなくって、とりあえず世界を作ってみたんじゃないかと。
何か決まりや、自分の思い通りにならないところで動くものがないと怖くなってきちゃいそう。
あんま大きな自由はいらない気がする。それより、適度に圧迫してくれる制限が欲しい。手持ちのもので、何をするのが一番心地いいかを考えるのが楽しいんで。


結局、どんな状態になりたいのかというと。
フリーダムは怖いし何していいんだかわからないから、ちょっといらない。たぶん欲しいのは、「制限の制御権」みたいなもんだ。自分にかける制限をどうするかを、自分でコントロールできるようにしたいんだと思う。
生きる意味がわかんないだとか何だいろいろ言う人はいますが。なんだろ、「制限の中で何かを為すことの楽しさ」を追求するのじゃダメなのかな。
制限がきつすぎると人は反発する。制限が無いところには、自ら「取り決め」「倫理」「関係」を作り出して制限を作るのが人間。奴隷にはなりたくないけど、ある程度の縛りの中で達成するのは喜びに感じるわけで。
戦争はダメだけど、スポーツはいい。ルールの中で戦うから、そこに喜びがあるんで。
自ら制限を作り出して、そしてそれを思いもつかないような利用の仕方をして進んでいくのが楽しいんですよ、きっと。

僕自身が、結構制限に燃える体質です。制限萌えです。
勝手に自分で作った制限にがんじがらめになったり、逆に制限をかけなさすぎて暴走したり。
そうした人を良く見るし、自分もそうです。

なかなか難しいですが、考えの次元を一段階しれっと上げて、上手におもしろおかしく生きることができればと。
そんな風に考えたりもします。フリーダムはつまらないです。


全然関係ないですが、「舞妓HaaaaaaN!」いいね!( ゚∀゚)
阿部サダヲが例の甲高い声で心地よく暴走! でもプロって奴は絶対フリーダムじゃないですよ。制限の調整が上手なんだと思います。
とにかく一つのことに執着するということの偉大さを学ばせてもらいました。
僕の場合は特に、執着心が薄すぎる。もっとしがみつけ。

2週間分レビューまとめ!

by Ham | 7月 12th, 2008 

最近、電車通勤で往復時間が長い。2時間ほど空いた時間がある。
空いた時間ってのはまたなかなかよくて、すごく宙ぶらりん。何者でもない「自分」をふと感じる時間だったりもする。

まあそれはそれとして、そんなすぽっと空いた自分に、そんな時に読む本はすごく影響を与えてくれる。中学生くらいの頃からずっとそうだったような。
本を読んだり映画を観た直後っていうのは、何かと影響を受ける。特に僕は影響を受けやすい。染まりやすい。
まあそんだけ自分の中身はからっぽだってことだ。

と、いうわけで、ここ2週間ほどで観た映画と読んだ本をまとめてみる。


nishimajo.jpg西の魔女が死んだ

先々週の日曜日、銀座で彼女と観る。良かった…ものっすごく良かった…。

おばあちゃんは西欧の人だけど、考え方はすごく仏教的だなぁなんて思ったりもした。
ものすごく印象に残ってるのは、りょうさんの演じる娘さんに言われた「おばあちゃんは、信念の人だから」というセリフ。直後のおばあちゃんの表情が心に焼き付いている。

信念を持って、自分ですべてを決めるということ。それは、たしかに素晴らしいことだが…、一番大事なことだろうか。
自分で決める。意思を持つ。他者に軸をぶらされること無く、信念を貫いて生きる。立派なことだとは思うが、ふとした瞬間に疑問と孤独を感じる。

暖かい雰囲気でほっと癒される一方、いろいろと考えさせられる映画だった。


41yn-3oyoel_ss500_.jpgクローズド・ノート

映画の方はまだ観てない。
「犯人に告ぐ」の時にも思ったが、この作者さん内面描写が巧すぎ!
周りから「天然」と思われてる子の内面描写。いいです。すごく、いいです。内面の振る舞いと、それが外からは少しズレるという感じをここまで巧く表現できるのが素晴らしい。
万年筆が欲しくなった。字、下手だけど。


51xaecpz5l_ss500_.jpgあかんべえ

いわゆる良質のエンターテイメント。
こないだ読んだ「しゃばけ」といい、京極夏彦先生といい、流行ってるのかお化けモノ。

素直に楽しめる作品でした。
相変わらずなんていうか、ヒステリックになってる人を描くのが巧い気がする宮部先生^^; 世間の男たちを女嫌いにさせてどうするんですかセンセ。


51zxys5p3yl_sl500_bo2topright45-64_ou09_aa240_sh20_.jpg28歳からのリアル

脅迫本w
「お前らこのままじゃヤバいよ」というスタンスで、ビシビシと現実を突きつけてくる本。たまにはこういうのもいい。
書き方は脅してくるようで好きにはなれないが、冷静に現状と向き合える。これくらい厳しい方が、現実的に役に立つ。

書いている内容をそのまま受けて考えるのじゃなくて、自分の反省の種として参考になる感じ。社会の中でどういう意識を持つ必要があるか、それを考え直すためのいい参考書。


31du3trcdl_ss500_.jpg座右のニーチェ

なんか、「なんでこっち行っちゃったんだろう」と感じる空しい本。
平積みになってたのでなんとなく買っちゃったが、斉藤孝先生の「ニーチェは素晴らしい」「私はこんな風に参考にしてる」を聞かされるだけのなんかイマイチな一冊。

あんまりニーチェの考え方も好きになれなかったりする。肩がこる。疲れる。
仏の教えの方がはるかに緩くて暖かくて根源的で好きだ。


41ndhvbd5ul_ss500_.jpg3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代

著者が、いわゆるこれまでの「レールからこぼれた」アウトサイダーたちに話を聞きにいった内容のまとめ。
ただ、アウトサイダーの中でもわりと成功者ばっかりだから、うかつに鵜呑みにすると危険。

やっぱりちょっとこの人はエリートな感じ。上野の立飲み屋で飲んでても、「自分は違う」って思ってそう。
ちなみに個人的にアメ横裏の小汚い居酒屋が好き。大好き。味なんて求めてない、ただそこに一体化して酒飲んで酩酊してたいだけだ。


51kah4sg13l_ss500_.jpgテロリストのパラソル

主人公が、すごくいい。
結局この世で一番強いのは、金持ってる奴でも思想持ってる奴でも美しい奴でも何でもなく、目の前のホットドッグを最高に美味しく仕上げられる奴なんだ。
そういう人間には、誰も勝てない。何があろうと、目の前のことを受け入れてその中で「何しよっかなぁ」って探すからだ。
一番強いのは、「求めない」人間。
そして、そういう人間は周りを不安にさせる。得てしてそういう人間は優しいから、モノを大事にする「フリ」をする。それをしないのはただのニブちんだ。
だけど、そばにいる人間にとってはそれは絶望。その人間は、何を失っても変わらない。完成されてるんだ。はなから何も求めない。
それは果たして、幸福か不幸か。
そういう人間は、「幸福」という概念すら考えないのだろう。ただただ、周囲に合わせるだけだ。


51zbyw8q5gl_ss500_.jpg人に聞けない大人の言葉づかい

名著「思考の整理学」の、外山滋比古先生の最近の著書。
うーん…、ちと堅い。心構え的なことは素晴らしいんだが、堅すぎてちょっと実践味にかける。

人はなかなか他人の立場に立って考えられない。考えているつもりでも、大事な要素を抜け落として考えてる。一歩間違えたらありがた迷惑だ。
そうした状況に対し、すごく参考にはなる。こうすれば相手が気持ちいい。こうすれば相手が嫌な思いをしない。そうしたところは、経験と深い読みが必要なところだ。「あなたのためを思って」で迷惑をかけるバカが、この現代、後を絶たない。
相手のことを徹底的に考える。理屈や型通りの礼儀よりも、気持ちのために。



そんな感じ。駆け足で。

最近、殿様化してるtwitterを見限りWassrへ出向。
国産2番手、遠巻きに支援! ユーザーって厳しいんですね~…。

「未来世紀ブラジル」 監督:テリー・ギリアム

in movie
by Ham | 12月 19th, 2007 

すんごい観たくなったので、ツタヤ半額使って借りてきた( ^ω^) 以前一度観たときは、ちと長いもんで途中で寝ちゃったんだよねー…。





【以下、ネタバレ注意】



いや激しく面白い! 制作はいつ…1985年。現在なら、近未来ものっつったら大企業や強力な政府が情報を統括していて、ネットがなんだ個人がなんだ人工知能と人間がどーたらかーたらだ魂がなんだと、要するに攻殻機動隊になるわけですが。20年前に描いちゃった未来絵図はまたたまらないカオス。まずネットってもんがない。道具はレトロなまんま、そこら中がダクトだらけ。ダクトかわいいよ、ダクト。なぜか全体的に青くてなぜか煙がいっぱいいでてる。全体的にガラクタっぽいステキな感じ。なんつーんだろ、ぷしゅーぷしゅーっていってそうな。で、まあ近未来モノは必ず政府か大企業が情報を統制しているのです。徹底的に管理が敷かれていて、そこからはみ出た者が物語のファクターになるわけです。そして得てして、そういったはみ出した者たちが多くいるところは廃墟っぽいブリキっぽい廃棄物っぽいスラムなんです。途中出てくる巨大瞬間移動鎧ロボには笑いました。

映画ってやつは、まず面白い物語。シナリオ。映像が観客を拘束する時間は、楽しませる義務がある。独りよがりの独白や描写やアート走った映画も多いが、いかんせんそういった感性押し付け映画ってのは、観てて鼻につく。いや自分のツボにはまればいいんですけど…、なかなか、どうも。作る人の「作家性」みたいなもんは後からついてくるもんで、まずは観る人が楽しめなくてはならないと思う。作家性は、作る中で観客とのフィードバックがあって、徐々に徐々についてくるものかと。こうした方がウケるんだな、こうした方が面白くなるな。それを追求したのが作家性だろう。その作家の言いたい事や心情吐露なんか、基本的には同でもいいのだ。

で、話はブラジルに戻るが。この作品は、素直におもしろい。エンターテイメントに徹して作っているが、ところが人を引き付けるのは、これがそれだけの作品だからではなく。エンターテイメントの中に、皮肉臭がぷんぷんに漂っているからだ。1985年の時点で。「ネット」によって急促進された情報社会までは想像できてはいないだろうが、管理に対する強烈な皮肉。いや皮肉と言うか思いっきりあからさまだが。そんな社会で可もなく不可もなく無難に生きてきた主人公サムが、夢の中にでてきた女そっくりの女を見て、人生かなぐり捨てて暴挙に出る。必死な思い、真実の愛。自分のすべてを尽くして手に入れた女性との夢のような時間。一瞬で崩れる。現実では彼女は死に、サムは逮捕される。そしてそこから夢へと入っていく。夢、夢。そりゃ厳しい現実よりも、理想の夢だ。夢の中で、現実を一気に走りぬける。夢の中の現実は誇張されて表現される。若さを求める親、潔癖を求める街、テロが相次ぐ時代。どこへ行っても追われる。そして大きなボスを倒し、理想の女を手に入れて夢のような日々に入っていく。夢は、そこでエンドレス。しかし、現実は─。夢を見る現実のサムの、恍惚とした表情。それを客観視し、流れるエンドロールと極上の「ブラジル」。夢か、現実か。どっちがいい。この作品で、テリー・ギリアムは夢を推しているだろう。さて、これと同じように、エンターテイメントに作者の思想や哲学をかぶせた名作が日本にもある。押井守の監督した、「うる星やつら2 ビューティフルドリーマー」だ。こちらも、ラストが怒涛。こちらは夢と言う夢を渡り歩き、主人公のあたるは最後に現実を選択した。

脳ミソプラグぶっさして常に快楽を送り続けてて、自由な夢が見られる装置ができればそちらを選択するだろうと思っている時もあった。自分でも。どうなんだろう。人に与えられるから嫌、人が作った世界だから嫌とかそういうものでもなく。快感しかなかったら、いずれより上の快楽快楽と求めていってキリがないとかそういうのではなく。安定した夢。何が起こるかわからない現実。うーん…。現在、ネトゲや擬似リアルオンラインが加速度的に成長してきている。また、実際室内でPCの前にいるだけで様々なことが完結できるのも事実だ。仕事を部屋でやるようになると、本当に外に出なくなる。仕事自体もネットにのせている人もすでに大勢いる。「ブラジル」内で、食事はすべて番号でオーダーし、単なる固形物となっていた。味覚さえ満たせばいいのか?と。ここでは、逆の皮肉がきいている。所詮模擬。バーチャル。バーチャルで、人は結構満足する。提供する人は、より上へ上へと刺激レベルを上げていく。身体を使って、感じ、発する。いやそれも電気信号でおきかわるならば。俺はまだまだ現実に未練がある。たっぷり。予想つかないことが多いし、マイナス感情も含めて結構楽しい。ネットの世界に没入する人の気持ちもわかる。すごく。コミュニケーションも刺激もネットの中にいっちゃって、でも、やっぱり直接人と会って感じる微細な気持ちの揺れなんかは、なかなか直接でないと。やわらかいんだ、夢や擬似の中は。



未来世紀ブラジル
未来世紀ブラジル ジョナサン・プライス ロバート・デ・ニーロ キム・グレイスト



おすすめ平均
stars悪夢のおもちゃ箱

starsテリー・ギリアム渾身のアイロニー・アッパーカット

stars新しいあり方を切り開いた作品

starsサムはスワン総督になりました

stars良く出来たドタバタ喜劇



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映画「監督・ばんざい!」 監督:北野武

in movie
by Ham | 12月 14th, 2007 

観た。…賛否両論山のようにありそうだが、最っ高。…えー、ネタ帳? きっとたけし先生が「こんなんやりてぇなあ、でもこれで一本作るってどうなんよ」ってのをとりあえず詰め込んでみましたな極上カオスムービー。ナレーションが、妙に「松尾スズキの頭ン中」を彷彿とさせる感じ。あれですよ、「亀静子と馬」。最高に面白かったんだが…、他の人に見せてもなかなかご賛同いただけない。すっとぼけた感じで淡々と続いていくんだが…、ノリはあれと一緒だと思います、「みんな~、やってるか!」。きっとそこにいったん戻ったんだと思う。それはそれで観てみたいが、しかし2時間使う気はしないタイトル群。「こういうのやりてぇんだけどなぁ、てか、このシーンだけ撮りたいんだよ」感があふれるシーンシーン。うらやましい自由度だ。勝ち上がれれば、あの自由が手に入るのか…、なんて考えたりもする。左右を固める役者陣も豪華すぎ。そして自由。「ちゃんとしたものも撮れるけど、こういうカオスが楽でいいんだよ」な一作。 しがらみを捨てて、脳ミソにわきでてくる由無し事を映像にしていった感じだ。うらやましい作品。



監督・ばんざい! < 同時収録> 素晴らしき休日
監督・ばんざい! <同時収録/> 素晴らしき休日” /></a></td><td valign=ビートたけし.江守 徹.岸本加世子.鈴木 杏.内田有紀.木村佳乃.松坂慶子.大杉 漣.寺島 進 北野 武

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「LENS」

in movie
by Ham | 11月 26th, 2007 

ラーメンズ小林賢太郎プロデュース。

舞台です。



20071126015826.jpg

↑ なぜかカーテンコールを撮ってみる。





やっぱ天才

本当、この人の持つ本気なんだか人を食ってるんだかわからないこの感じが好き。





いつまでも大森南朋の名前、「なお」が読めない。

いつも忘れる。



この人も、

本当素直に雰囲気がかっこいい。





最初から最後までわらかしてくれるし、

作品全体に流れる大正の空気感がまたいい感じ。



しかしやっぱりたまには片桐仁との舞台が観たい…!

いつでも新作楽しみにしているっす(’(゚∀゚∩
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書いてる人:Ham
映像作ったりweb作ったりして生活してる人です。レビューとかブックマークとかあっちこっちで書いてるので、このHamNoteは主に考えをまとめる用です。




ぶつぶつつぶやいてるとこ。ぐちったーとも言います。




twitterと同時投稿中。チャンネルがいい感じ。




詳細プロフィールはこちら。マイミクもこちら。




発信してる情報全部まとめ!




言わずもがなの。自チャンネルはインスピレーション用です!




気になった画像保管庫。低俗系は減らすように努力してます!><




読んだ本。最近電車通勤なので、本はいい感じに進みます。




最近のブックマーク。デザインチュートリアルやお役立ち系が多いかも。




ラーメンは浪漫です。現在、池尻の「侍」がナンバー1。


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